今の職業に就いたきっかけは?
- 父が日東のオーナーだからやらなきゃいけない。それだけ。
なぜアメリカに留学したんですか?
- 正直言うと日本にいても何にもならないと思ったから。広告業界は日本よりもアメリカの方が進んでいるからアメリカを知っておきたかった学問的には特に役にたったことはないけどね。
学生時代に頑張ったことは?
- カメラですね。クリエイティブの仕事に就くつもりだったから…。でもそんなに甘くはなかった。
広告代理店ってどんな所?
- 普通に新卒で入ってきたらよほど能力がないとクリエイティブまでいくことは難しい。クリエイティブ、デザイナー、コピーライターは特殊な学校を出ないとなれないよね。だから新卒者は営業職につくことになる。しかし、営業は非常にきびしい。華やかなイメージとは全く違った仕事をすることになる。
広告業界の魅力は?
- 今?ないですよ。
でも人気のある職業ですよね?
- 華やかにみえるけど実はたいへんな作業なんだよ。クリエイティブとかデザイナーならおもしろいけどね。今、もし広告業界に入るんだったら大手のところに行かないとつまらないと思う。
これからの広告代理店は?
- 広告代理店だけじゃなく、代理店とつくもの(例えば旅行代理店)は必要なくなる。
じゃあ代理店はこれからきびしいの?
- そうそう。すべての代理店ね。
広告業界は現在、きびしいというが生き残る企業とつぶれる企業の違いは?
- 基本的には金。体力があるところが残る。いいアイディアだけでは勝負できない。アイディアと金がないとダメ。
広告業界に入るには?
- 日本には広告の専門家を育てる学校がないから、アメリカの学校に行ったほうがいいんじゃないですか?
広告業界に入るために有利な資格は?
- たくさんあるけど……例えば心理学とかね。他の業界でも心理学は必要。
広告代理店の営業の仕事は?
- 広告代理店は見えないもの(プラン)を売るから、一般の企業の営業とは違うね。まずクライアントのことを勉強することが必要。その企業で何が問題になっているのか、何を必要としているのかを考えてプランを持っていくのが営業の仕事。
営業に向いてる人は?
- んん〜…、わかんない。けど英語は絶対必要だと思うよ。どの職業においても必要最低限だと思う。
この仕事をしていてよかったことは?
- ないですね。早くやめたいというか…(笑)
この仕事にやりがいは?
- 特に感じない。
広告業界に入ろうとしている学生にアドバイスを!
- はいるな(笑)
仕事とは?
- 年代ごとに変わってきてるからね。若いときは給料が安くても自分のやりたいことをやりたいと思っていたが、だんだんと生活のためというように考えるようになってきた。だけど最終的にはまた給料よりも自分のやりたいことや社会に貢献しているか、必要とされてるかということを優先したくなってきた。
- (ありがとうございました)
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