2-2 GUIで,エクセルから時系列データを読み込む: 上と同様

前節同様,エクセルファイルについては,オフィス2010以降を考えている.
  1. 前節同様にExcelファイルについては, エクセル上で,以下の準備をして保存しておく. 前節との違いは,A列に時間を表す変数(yearなど)を入れておくとよいことである.
    A列 B列 C列
    1行目 year y x
    2行目 1998 2.336 4.56
    3行目 1999 7.23 3.56
         
    最後の行 2014 3.332.4

  2. 以下前節同様に,エクスプローラなどから,gretlにドラッグ&ドロップで ファイルを読み込ませる.
  3. スプレッドシートのインポート が出てくるので,列の数字も行の数字も1で,OKを押す.
    A列が適切な名前(yearなど)であれば,自動的に時系列データとして認識されて, 時系列データとしてgretlにデータがインポートされる.
  4. 時間を表す変数と,データの数字については,エクセルファイルの場合以下のようにするとよい.
    ただし,自然に時系列データとして読み込まれるのは,yearのみのことが多い. 一発で読み込まれなかった場合には,次の5.を参照のこと.
     
    データの種類 変数名の例(何でもいい)データの数字(必ずこの形式)
    年データ year 2014 など4桁の整数
    4半期データ q4 1997年の第1四半期ならば,1997.1 のように.「4ケタの数字+.+1から4の整数」
    月次データ month 1997年1月ならば,1997.01 のように「4桁の整数+.+01から12までの整数(2桁で書く)」

  5. 一発で時系列データとして読み込まれなかった場合には, 読み込んだ後に,以下のような図1が出てくる.
    その後図2では 時系列データを選んで,図3のデータ構造ウィザードから,適切な時系列の形式を選択するとよい.
    図1 図2:ここで時系列を選択する 図3

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