ギャラリー解説

書画

青洲箕浦勝人、行草書十四字(近代、AD1854〜1929)

絹本肉筆・・縦130.5cm、横40.5cm

「青洲」の下に、陰刻「箕浦勝人」と陽刻「青洲」の落款

が押されている。箕浦青洲は豊後の人で、名は勝人、

号を青洲と称し、臼杵藩の武道師範実相寺常之丞の

次男で、九歳で藩校学古館に入って優秀な成績を収め

、十五歳で藩家老箕浦又生の養嗣となり、秋月橘門

草場船山らに学び、更に上京して慶應義塾に入り、卒

業と共に報知新聞社に入社して民権運動の政論に健

筆を振るい、その後新聞社社長から大隈重信の改進

党に参加して政界に転じ、大臣や副議長などを歴任し

た明治・大正期の民権運動家の政治家である。


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