ギャラリー解説

書画

南軒林正躬、行書文(近代、AD1843〜192?)

絖本肉筆・・縦140cm、横52cm

「林南軒拝草」の下に、陰刻「林正躬印」と陽

刻「南軒」の落款が押されている。林南軒は

九州の人で、名は正躬、号を南軒と称し、明

治期に活躍した能書家の漢学者で、『日本

政記考証』(明治7年)・『私用文之教』(明治

8年)・『大東烈女伝』(明治17年)・『荘子和

解』(明治42年、菊池晩香共訳)等の書籍を

公刊している。尚、本品は真名井純一翁の

碑文が書かれているが、この碑文の撰文者

は、明治期の殖産興業政策の実践者で、「

布衣の農相」と称された、薩摩の前田正名

ある。


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