ギャラリー解説

書画

暘谷後藤元曄、草書七絶(近代、AD1838〜1897)

紙本肉筆・・縦156.9cm、横40.4cm

「后日華書」の下に、陰刻回印「后日華印」の落款

が押されている。後藤暘谷は土佐の人で、名は元

曄、通称は象二郎、字は日華、号を暘谷と称し、

若くして義兄吉田東洋の小林塾に学び、藩主山内

容堂の信任を得て江戸に遊学し、蘭学や英学を

学び、藩の重臣として土佐勤王党を弾圧するも、

坂本龍馬の船中八策に基づき大政奉還を進言し

て藩の中老職となり、維新後は征韓論争に敗れ

西郷隆盛・板垣退助らと下野し、その後板垣ら

と自由党を結成するが、政府に協力して逓信大臣

や農商務大臣等を歴任した政治家である。


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