ギャラリー解説

書画

鶴粱林長孺、草書五絶(幕末維新、AD1806〜1878)

紙本肉筆・・縦102.5cm、横25.8cm

「鶴粱惰農」の下に、陰刻「長孺以字行」と陽刻「鶴

粱惰農」の落款が押されている。林鶴粱は上野の人

で、名は長孺、号を鶴粱と称し、古文を長野豊山に

漢学を松崎慊堂に学び、幕府に仕えて遠州の中泉

代官・羽州の銅山奉行・甲府の徽典館学頭等を歴

任した儒者で、儒を以って仕えながら吏務の治績も

顕著であったのは、彼と岡本花亭羽倉簡堂の三人

が有名である。


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