栗山柴野邦彦、行草書七言對（江戸時代、AD1736〜1807）

紙本肉筆・・縦131cm、横28cm

「栗山」の下に、陰刻回印の「柴邦彦印」と陰刻の「文章甫

圀」の落款が押されている。柴野栗山は讃岐の人で、名は

邦彦、字は彦輔、号を栗山・古愚軒などと称し、初め後藤

芝山に学び、江戸に出て中村蘭林や林榴岡に従学し、阿

波藩の藩儒となるが、幕府の儒官に召されて昌平黌の教

官となった儒者であり、寛政三博士（古賀精里・尾藤二洲）

の一人である。