ギャラリー解説

書画

釋雲華大含、行草書五律(江戸時代、AD1773〜1850)

紙本肉筆・・縦108cm、横26cm

「大含拝」の下に、陰刻「大含印信」と「雲華」の落款が

押されている。雲華大含は豊後の人で、俗姓は末弘

氏、法名は大含、道号は雲華、雅号は鴻雪と称し、雲

華院大含と称した僧侶で、一般には雲華上人と称され

ている。東本願寺の学職講師となった学徳兼備の名

僧で、詩・書・画を善くして、田能村竹田頼山陽貫名

海屋らと交流した文化人であるが、一方では、肉食妻

帯も平気と言う風流僧でもある。その書は懐素の風有

りとも称されている。


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