ギャラリー解説

書画

鐵舟山岡高歩、草書六字(幕末維新、AD1836〜1888)

紙本肉筆・・縦134.5cm、横31.7cm

「萬壽に稱ひ以て觴を玩ばん」とは、良き言葉である。

「鐵舟書」の下に、陰刻「山岡高歩」と陽刻「鉄舟」の落

款が押されている。山岡鐵舟は江戸の人で、本姓は

小野氏、名は高歩、字は猛虎、号を鉄舟などと称し、

剣術を北辰一刀流の千葉周作に、槍術を山岡静山に

学び、高橋泥舟(高橋家の養子となった静山の弟)の

勧めで、静山の妹英子と結婚して山岡家を継ぎ、剣と

禅の修行に精進して無刀流を開いた幕末の剣豪で、

勝海舟の使者として西郷隆盛を訪ね、江戸無血開城

のきっかけを作った人である。彼の書は、幕末三舟(

海舟泥舟)の一人として有名である。


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