ギャラリー解説

書画

雪竹近藤富壽、隷書文(近代、AD1863〜1928)

紙本肉筆・・縦125cm、横30cm

「大正丙寅菊秋書於筆朝荘雪竹富壽」の下に、

陰刻回印「富壽印」の落款が押されている。近

藤雪竹は江戸の人で、名は富壽、字は考卿、

号を雪竹と称し、漢学を井上葦斎に学び、書を

日下部鳴鶴巖谷一六に学び、漢魏六朝の碑

法帖を研究して一家を成した鳴鶴門下屈指の

書家で、長年の逓信省奉職の傍ら書の普及に

尽力し、最も隷書を得意として、比田井天来・

丹羽海鶴と共に、三羽烏と称されている。


[ギャラリー一覧へ戻る]