6-1 対話式コマンド画面でOLS・2SLS・Probit推計

ツール>Gretlコンソール でコンソール画面を出す. 2SLSもOLSと同様に,変数を選んで適切な矢印を選べばよい.

6-1-1 OLSのコマンド

OLSについてマニュアルの説明では,
ols depvar indepvars
となっている.ols と打ち込んだ後に,被説明変数を1つ,そして説明変数を複数打ち込めばよい. 5-1節同様にkeane.gdt でwageを,定数項とeducとblackで回帰したい場合には,
ols wage const educ black
と打ち込めばよい.定数項をconstant項なので,constという名前を打てばよい. Stata, Eviews の表記方法と似ているので,特に問題はないだろう.

6-1-2 操作変数法(2段階最小2乗法による)2SLSのコマンド

2段階最小2乗法を用いる操作変数法のマニュアルの説明では,
tsls depvar indepvars ; instruments
となっている.olsと同様に打ち込んだ後に,セミコロンをつけて,その後に 操作変数を打ち込めばよい. 5-2節同様に,keane.gdt でwageを,定数項とeducとexperによって操作変数法で推計したい場合で, 操作変数をconst educ blackにするときには,
tsls wage const educ exper; const educ black
と打ち込めばよい.

6-1-3 Probitのコマンド

Probit推計のマニュアルの説明では,
probit depvar indepvars
となっている.olsと同様に打ち込む. 被説明変数は当然0か1になっていなければならない. 5-3節同様に,keane.gdt でemployを,定数項とblackでプロビット分析したい場合には,
probit employ const black
と打ち込めばよい.
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