7-2 新規データ変数を作るコマンド genr, series

genr, series どちらを使っても構わない. Stataユーザーなら前者(genrはStataでのgenerateコマンドにあたる), Eviewsユーザーなら後者(seriesはEviewsにそのものの名前で存在する)が便利. 形式は以下.
genr 新変数名= 数式または条件式
series 新変数名= 数式または条件式
keane.gdtの例として,3つほどあげよう.
  1. genr educ2= educ^2
  2. genr leduc= log(educ)
  3. genr year8687= year>=86

1.ではeducの2乗が格納した,educ2という変数を作っている.
2.ではeducの自然対数を格納した,leducという変数を作っている.
3.ではyearが86以上の場合ならば1,そうでないならば0という数が 格納されたダミー変数,year8687という変数を作っている.

数式では,加減乗除は,「+-*/」.べき乗は「^」で, これは普通のPCソフトと同様である. e^xを表す指数関数exp(x), xの自然対数を表す,対数関数log(x).xの絶対値abs(x)などが主に使われる.


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