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2016年度版 基礎学力を伸ばす

教育は社会変化や行政によって変転を繰り返してきました。 今、「社会の構造的変化に伴い、個人にとっても社会にとっても将来の予測が困難な時代が到来」として 再び大きな変化が起ころうとしています。 

自分が拠って立つ基本力をつけよう

基礎学力について
数学も必要です
試験結果
問題と回答、得点分布
問題解説と探求への道

かならずしも大東文化大学が同じように考えているわけではありませんが、日本の教育行政の動きを紹介してしておきます。

教育行政は、「時代の流れ」や「社会からの要請」に呼応して翻弄されやすい性質があります。 明治時代は富国強兵のために、また、ひところでは「ゆとり教育」というように。 現在は、日本がおかれたさまざまな厳しい現実を反映して、学ぶ者にも学校にも険しい姿勢を求める傾向(成果主義)が垣間見えます。 ゆったりと知識を自らペース設定して味わうことは難しい情況です。

文部行政の動き

手厚い国家の庇護のもとで安泰な生涯をすごすというわけにはいかないようです。 まるで未踏の地に放たれるかのように、みなさんは自分で『社会を生き抜いて』いかねばならないとしています。 生涯にわたる学習の基礎となる「自ら学び、考え、行動する力」などが必要だというのです。

第2期教育振興基本計画 第1部 総論 概要

同時に、大学もまた変わらねばならないとしています。 『多様な学生に対する「主体的に学び、考える力」の育成』として 『様々な能力や得意分野、異なるバックグランドを持った多様な学生を確保する』など、従来のような専門教育をおこなって良しとしてきた大学に、いま大きな転換がつよく求められています。

これからの時代に求められる人材

高等学校教育、大学教育、大学入学者選抜の一体的な改革

これからの時代に求められる人材として、『個人にとっても、社会にとっても、将来の予測が困難な時代が到来するとして、変化の中で自ら課題を設定し、他者と協働しつつ答えのない問題に挑戦して解を見いだし、 新たな価値を創造できる人材(自立・協働・創造) 様々な能力や得意分野、異なるバックグラウンドを持った多様な人材』としています。

大学入試の転換

大学入学希望者学力評価テスト大学入学者選抜への活用方策のイメージ

「知識の暗記量の評価が中心」の現行制度を改め、記述・論述式問題、小論文、面接を取り入れて、思考力・判断力・表現力などを中心に評価するテストを導入することが予定されています。 知識の暗記だけでは解けない問題によって、知識・技能を活用して問題を解き、成果を表現するための思考力・判断力・表現力などを評価できるとしています。

成績評価制度の見直し

高大接続改革実行プランについて

大学教育において「学生が何を身に付けたか」を重視し、各大学における取 組を推進するため、厳格な成績評価に基づいた学修成果やとその品質保証を求めています。