ギャラリー解説

書画

石庵田邊誨輔、行草書文(江戸時代、AD1781〜1856)

紙本肉筆・・縦14.5cm、横4.5cm

「田辺新次郎」の署名が有り、軸外には「田邊石庵筆」

と有る。田邊石庵は尾張の人で、本姓は村瀬氏、名は

誨輔、通称は新(晋)次郎、字は季徳、号を石庵・旭斎

などと称し、学業を秦滄浪に学んで昌平黌の教授とな

り、後に甲府徽典館の学頭となり、明・清諸儒の伝記

や文粹を編修し、門弟の講習に供した儒者で、明治随

一の欧州通として知られた儒者田辺蓮舟の父親であ

り、また榎本武揚が6才で入門したのが、この石庵の

塾である。


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