ギャラリー解説

書画

單山高齋有常、行草書十四字(幕末維新、AD1820〜1890)

紙本肉筆・・縦133cm、横33cm

「甲申新正書單山叟」の下に、陰刻「單山常印」と陽刻「悠

然見南山」の落款が押されている。高齋單山は江戸の人で

、名は有常・光正、字は子恒・精一、号を單山・三余堂など

と称し、卷菱湖に書を学んで田安家に仕え、晋唐の諸体を

究めて端正な楷行体を得意とした書家で、幕末の駐日英公

使パークスの片腕として活躍した、外交官アーネスト・サト

ウ(1843〜1929)の書の師としても有名で、明治3年発

行「書家番付」には、柳田正斎樋口逸斎関雪江・高林二

峰らと共に、その名が記載されている。


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