ギャラリー解説

書画

克堂近藤杢 、行書文(近代、AD1884〜1965)

紙本肉筆・・縦136cm、横33cm

「七十七翁近藤杢」の下に、陰刻「近藤杢印」

と陽刻「克堂」の落款が押されている。近藤克

堂は三重の人で、名は杢、号を克堂・樂雨な

どと称し、幼児より学を好み、梅田春濤の赤

心塾で漢学を学び、塾頭や師範代を務めた

後に小・中学校教諭となり、漢詩を矢土錦山

に師事して長尾雨山高野竹隠服部担風

と交流し、次いで大東文化学院に入学して更

に漢学を修め、卒業後は学院の教授や神宮

皇学館教授などを歴任した漢学者で、『支那

学芸大辞彙』の著者として名高く、本学第一

期生でもある。


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