ギャラリー解説

書画

白鶴鮫島黄裳、行書十字(江戸時代、AD1773〜1859)

紙本肉筆・・縦133cm、横29cm

「黄裳」の下に、陽刻「黄裳」と陰刻「春及邨園」の落款

が押されている。鮫島白鶴は薩摩の人で、名は政文・

黄裳、字は黄裳・元吉、号を白鶴・鼓川・雲羅・在中な

どと称し、幼にして書を馬渡大八に学び学問を好んで

自ら詩文を作り、藩に仕えて祐筆を務めて頼山陽

能村竹田らと交流し、藩主島津斉彬に『論語』を講義し

た儒者の能筆家で、西郷隆盛の書の師でもある。


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