ギャラリー解説

書画

黙鳳前田圓、楷書五言古詩(近代、AD1853〜1918)

絹本肉筆・・縦110cm、横34cm

「黙鳳酔後録李白詩」の下に、陰刻「田圓之印」と陽

刻「黙鳳」の落款が押されている。前田黙鳳は播磨

の人で、名は圓、字は士方、号を黙鳳・龍野人など

と称し、明治六年に上京して金井金洞巖谷一六

中林梧竹日下部鳴鶴らと交遊し、金石を研究して

中国に渡り研鑽を積み独特の書風で一家を成し、

明治四十一年には野村素軒らと健筆会を起こして、

書の普及に尽力した書家にして金石学者である。


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