ギャラリー解説

書画

學齋林昇、行書七絶(幕末維新、AD1833〜1906)

紙本肉筆・・縦135.5cm、横29.5cm

「學齋主人」の下に、陽刻「昇」と陰刻「字平仲」の

落款が押されている。林學齋は江戸の人で、名は

昇、字は平仲、号を学斎と称し、林復斎の子で林

家の家学を継承して、第十二代目の大学頭となっ

て寺社奉行などを務め、維新後は群馬県師範学

校教諭や日光東照宮禰宜などを歴任し、詩文を

善くした儒者である。

林家は大学頭を代々継承し、初代大学頭は羅山

・二代鵞峰・三代鳳岡・四代榴岡・五代鳳谷・六代

鳳潭・七代錦峰・八代述斎(養子)・九代檉宇・十

代壮軒(檉宇の弟)・十一代復斎(壮軒の弟)・十

二代学斎へと、繋がって行く。


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