信号待ち交差点

青臭くひたむきに

篠田 隆 | 2007.10.25

 本学部の創設とともに30代半ばで奉職したので、暫くの間、第2の青春を学生とともに過したような実感がある。当時のアルバムを開くと、あちらこちらに学生が写っている。インドで挙げた結婚式に参列する学生、飲み会でわたしの幼子と遊ぶゼミ生、引越手伝いに集まる力自慢の女子学生など。学生は4年サイクルで入れ替わるが、アルバムに残された彼らとの交流の軌跡が色褪せることはない。「青臭くひたむきに」がわたし自身の、そしてゼミの信条であった。時は移り時代状況は変わったが、20周年の節目を機会に、再度「青臭くひたむきに」の誓いを新たにしたい。願わくば、情熱と試行錯誤の織り成す第3の青春をこれから謳歌したいものである。

(20周年記念誌の「教員寄せ書き」欄に書いたものを再録しました。)

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