研究会

 

2018年度開催研究会

第1回(2018年4月24日)

代表者井上貴子および分担者篠田隆、須田敏彦、石田英明が8月~9月に実施予定のフィールドワークを中心とした研究計画について話し合った。

第2回(2018年6月19日) 

代表者および分担者らがフィールドワークの準備状況について報告した。

8月~9月には各自の計画に従ってフィールドワークを実施した。

第3回(2018年12月18日)

各自フィールドワークの実施報告を行い、収集資料の分析と研究の進捗状況を報告した。

第4回(2019年2月13日)

「ゆるやかな共棲社会」の理論的構想を共有し、次年研究計画を確認した。

以上の研究会は科研分担者を中心に開催したが、関連分野の研究者にも出席を求め、情報の共有と意見交換を行った。

【研究交流会】

1.2018年9月20日 ジャワーハルラール・ネルー大学教員と学生(インド・デリー)が来訪、日印交流の推進を含む交流会を開催
2.2018年10月6日 アムラーヴァティー大学教員と学生(インド・マハーラーシュトラ州)が訪問、日本のNPO法人で同大学と協力して農業技術交流を推進している「太陽と水と緑のプロジェクト」との合同で研究交流会を開催


2019年度開催

第1回(2019年5月7日)

代表者及び分担者の2019年度の研究計画を確認した。また、収集資料のデジタル化とホームページ開設に向けての準備作業、最終年度に研究成果をどのような形態で公開するかを具体的に話し合った。

第2回(2019年7月23日)

分担者の石田英明が「ヒンディー文学とムスリム」と題して、ヒンドゥー・ナショナリズムが強化され、ムスリムにとって居心地が悪くなる現代インドにおける彼らの在り方や、ムスリム作家が自らの立場とインド社会との関係をどのように捉えているかについて報告した。

第3回(2019年12月17日)

分担者の篠田隆が「インドにおける牧畜カーストの挑戦」と題して、「緑の革命」「白い革命」の中で衰退した牛経済への対応に遅れた牧畜カーストによる、近年の就学就業の高度化への取り組みの現状と課題について報告した。

第4回(2020年2月13日)

来日中のデリー大学東アジア学科のG.Balachandirane教授に「Recent Migration of Indians: Potential Impact onJapan」と題して、人的資源としてグローバルな注目を集めるインド人IT技術者の日本における動向についての報告を依頼した。また、分担者の須田敏彦が「増加するバングラデシュからの女性海外出稼ぎ労働者ー出国前研修生へのアンケート調査からー」と題して、近年急増する女性出稼ぎ労働者の社会的背景や女性を取り巻く労働環境の変化について報告し、貧困からの脱出と先進諸国の労働力市場との関係について指摘した。

代表者の井上貴子は、主にアルバイト作業員と共に専用のホームページ「南アジア共棲科研」(当サイト)の開設作業を行った。

(http://www.ic.daito.ac.jp/~itakako/)