現地研修報告 ベトナム(2003年度) 5/6

3.提携校での現地研修

宿泊した寮の部屋 「宿泊した寮の部屋」 いつもの朝食に唐辛子少々 「いつもの朝食に唐辛子少々」

(5)現地アシスタント
 今回の現地研修期間、ハノイには本学からの留学生が5名滞在していた。そのうち、Tさん(4年)、E君(2年)、Wさん(2年)の3名の留学生がアシスタントとして、ハノイでの現地研修をサポートしてくれた。Tさんはハノイに都合1年半ほど滞在しており流暢なベトナム語を話す。宿舎A2の寮監との交渉、タクシーの手配、病院への付き添いなど献身的に働いてくれた。E君はほぼ毎日宿舎を訪ね、男子学生の様子をみてくれた。買い物や市内観光の世話もしてくれた。Wさんは女子学生の健康管理に気を配り、体調をくずした学生を親身にみてくれた。また、小生の国際事務との連絡や最終日の宴会場の手配など研修隊全体の仕事を手伝ってくれた。彼らの助力があり、ハノイでの現地研修を無事に終了することができた。

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4.研修旅行

行きつけの果物屋さん 「行きつけの果物屋さん」
クリックで写真のページへ>> つい撮ってしまいました 「つい撮ってしまいました」
クリックで写真のページへ>>

 ハノイでの19日間の滞在を終えてから、8日間の旅程で研修旅行を行った。フエではティエンムー寺、グエン朝王宮などの遺蹟を訪ねた。ニャチャンは海岸のリゾート地であり、ここでしばし体を休めた。最後のホーチミンには3泊した。うち1日はミトゥーの観光にあて、他の2日間は自由行動とした。ホーチミンはベトナム最大の商業都市で、政治・文化都市のハノイとは趣をまったく異にしている。ホーチミン滞在中に南北分断時代の歴史やベトナム戦争に関する展示に触れる機会があり、当地での滞在も学生にとっては有益であった。

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5.健康管理

 雨期にもかかわらず、衛生環境がそれほど悪くなかったこと、食体系が日本とそれほど異ならないことが相まって、体調をくずす学生は少なかった。ハノイ滞在中に2名の学生が、SOS Internationalで診察を受けただけで、他の学生は終始体調が良好であった。2名の学生のうち、1名(男子)は軽度の胃腸炎と診断され、抗生物質を含む若干の薬が処方された。数日間の静養で体調は恢復した。他の1名(女子)は、腹痛を訴えていたが、SOS Internationalの日本人医師は何ら異常を認めず、消化剤のみを処方した。この学生はすぐに恢復した。

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