現地研修報告 パキスタン(2009年度) 2/7

2.現地研修プログラム

(1)言語教授方法と使用テキストの改善
 たとえば、現地での語学研修授業で、本学部で作成した基礎ウルドゥー語教材を使用してもらう。現地研修出発前に参加学生に同教材内の主要文型や基礎語彙について学習しておいてもらう。現地での研修では現地教員との会話その他の練習をとおして、それらの主要文型や基礎語彙が定着し、現地の生活のなかでも使用できるように指導してもらう。

(2)現地学生との交流
 タイや以前のエジプト研修におけるチューター制度が可能であれば、実施してみたい。現地校の学生との交流は、こちらの学生に対する大きな励みや刺激になる。また、現地での学生の安全を確保する点でも一定の効果が期待できる。来日されているF先生のお話では、現地学生の授業は9月中旬から始まり、もっとも交流しやすい時期は10月初旬から中旬までとのことである。F先生も学生交流についてはたいへん積極的なので、これを恒常化できるよう、調整していきたい。

(3)安全性の確保
 ラホールは比較的安全なので、ラホールでの語学授業を中心とした研修日程とする。宿は前2回の研修と同様に、大学キャンパス内の宿舎にする。ラホール外への観光は必要最低限とする。

(4)低額の現地研修費用
 過去2回のパキスタン現地研修費用は比較的低額に抑えることができた。今回も安全確保に支障のでない範囲で、経費を低く抑えたい。

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